【完成品】「EGストライクガンダム」~projection mapping ver~
はじめに
皆さんはガンプラのEG(エントリーグレード)はご存じでしょうか?
安価で組みやすいにも関わらず色分けや造形が素晴らしいキットで、初めてのガンプラにも良いと思います!
そのEGの中で、ストライクガンダムがラインナップされています。
このストライクガンダムは造形や色分けは素晴らしいのですが、特徴的なストライカーを表現するためには別途HG等を購入したり、自作する等が必要になってきます。
EG以外にはキットを使わずにどうすればいいか考えた結果…
「プロジェクションマッピング」にすることを思いつきました!
プロジェクションマッピングの様子を、動画と写真で紹介致します!
それでは本編へどうぞ!
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撮影機材
ボクの撮影練習も兼ねて、撮影環境・撮影条件についても記載します。
今回の撮影では、下記機材を使用しています。
【カメラ】「SONY α6400」
【レンズ】「SONY SEL50M28」「SONY SEL55210」
写真下記に記載している項目については下記の通りです。
・焦点距離:35mm判換算距離
・F:F値(絞り)
・SS:シャッタースピード
・ISO:ISO感度
・WB:ホワイトバランス設定
ギャラリー
動画
ストライクガンダムはフェイズシフト装甲と呼ばれる装甲が使用されているのですが、通電状態によって色が変化します。
そこで、ディアクティブモードからの起動、各ストライカーを装備した姿を表現してみました。
さらに、ストライクルージュカラーにもしてみました。
細かい解説は、写真項目で実施致します。
プロジェクションマッピングは、凹凸のある立体物に映像を貼り合わせて投影するので、厳密にはプロジェクションマッピングではないのですが…
こまけぇこたぁ気にしないでヨシ!
写真
焦点距離:75mm F:F11 SS:1/80 ISO:200 WB:蛍光灯白色
まずは、投影する前のプラモデル自体の写真になります。
色が変わらないフレームのみフレーム色にして、他はホワイトにしています。
肩は色が変わるため、肩のフレームはホワイトです。
どうしても背景を黒くしたかったので、光量が足りずにグレーっぽいですが(汗)
焦点距離:94mm F:F8 SS:1/125 ISO:800 WB:蛍光灯白色
ディアクティブモードの状態です。
グレーと水色、青で表現しています。
焦点距離:94mm F:F8 SS:1/125 ISO:800 WB:蛍光灯白色
装甲に通電した状態です。
今回制作したEGガンダムの、元の色でもあります。
動画では、起動の際眼を光らせてみました!
焦点距離:94mm F:F8 SS:1/125 ISO:800 WB:蛍光灯白色
ここからは、ストライカーパックを装備した状態です。
まずは、最もポピュラーなエールストライカーを装備した状態です。
エールストライカーだけでなく、手持ちのライフル、シールドも映し出しています。
焦点距離:94mm F:F8 SS:1/125 ISO:800 WB:蛍光灯白色
次は、ソードストライカーを装備した状態です。
左肩にマイダスメッサ―を映し出すため、肩のフレームも白くしたという訳です!
焦点距離:94mm F:F8 SS:1/125 ISO:800 WB:蛍光灯白色
そして、ランチャーストライカーを装備した状態です。
こちらも右肩にコンボウェポンユニットを映し出すため、フレームを白くしています。
焦点距離:94mm F:F8 SS:1/125 ISO:800 WB:蛍光灯白色
統合兵装ストライカーパック「I.W.S.P」を装備した状態です。
個人的にストライクルージュが装備しているイメージだったため、ルージュカラーにしています。
機体色も簡単に変えられるのが、プロジェクションマッピングのよいところですね~
焦点距離:94mm F:F8 SS:1/125 ISO:800 WB:蛍光灯白色
マルチプルアサルトストライカーを装備したパーフェクトストライクです。
まさに、ロマンのかたまりですね~
重装備ですが、今までの画像を合わせるだけなので、映像作成は一番楽でした(笑)
焦点距離:94mm F:F8 SS:1/125 ISO:800 WB:蛍光灯白色
ここからマニアックになっていきますよ~
メビウス・ゼロをベースとしたガンバレルストライカーを装備した状態です。
ネットの画像を参考に画像を作成するのですが、ガンバレルストライカーを装備した正面画像が無さ過ぎて、一番苦労しました(汗)
焦点距離:94mm F:F8 SS:1/125 ISO:800 WB:蛍光灯白色
ライトニングストライカーを装備した状態です。
さりげなく、胸部もしっかりデザインを変えています。
焦点距離:94mm F:F8 SS:1/125 ISO:800 WB:蛍光灯白色
オオトリ装備のストライクルージュです。
改めてじっくり見てみましたが、I.W.S.Pと比較して装備がスッキリしていますね~
焦点距離:94mm F:F8 SS:1/125 ISO:800 WB:蛍光灯白色
最後に、ストライクノワールです。
厳密にはストライクEがノワールストライカーを装備した姿で、肩やヒザ等の形状が異なるのですが、映し出せばバレやしないぜ(笑)
そのため、画像の形状はいじっています。
このストライクノワールは黒いからか、カメラを通すと色が変わって撮影が難しかったです(汗)
上記写真も、ノワールストライカーの上下で色が変わってしまっています。
撮影も、まだまだ勉強が必要ですね~(汗)
プチ制作記
せっかくなので、制作の様子と映像作成、撮影の裏側をお見せします!
エッジ出し
今回の制作にあたり、映像を映すのでエッジは出した方がいいのではないかと考えました。
そこで、各パーツのバンダイエッジを無くし、逆エッジ出しもしています。
逆エッジ出しについては、「ゴッドハンド かまぼこヤスリ(細目)」を使用しています。
ピンポイント性能ですが、逆エッジ出しには便利ですね~。
しっかりエッジ出しをするとなると、面全体を削って角度を変えることでキレイな面にするか、先を延長して削る必要があります。
しかし、そこまでするのは面倒です(汗)
そのため、ボクは簡易エッジ出し(96neko命名)をすることが多いです。
処理前はバンダイエッジが目立つため、まずはエッジの角度が変わっている箇所をヤスリ掛けします。
そして、面をまっすぐにするのではなく、バンダイエッジが目立たない様に曲線を描く様になだらかにしていきます。
最後に、隣の面との境をキレイな線になる様に調整することで、簡易エッジ出しの完了です!
研ぎ出しする程の光沢塗装ですとバレますが、つや消し仕上であれば気になりません。
肉抜き埋め・塗装
足裏の肉抜きはエポパテで埋めています。
エポパテのみで埋めるともったいないので、切り刻んだランナーでかさ増ししています。
プラモデル制作秘密基地では、ランナーを再利用することによりSDGsにも貢献しています(笑)
色変えするパーツがあるので、ホワイトのパーツも含めて「Mr.サーフェイサー1000(C)」を吹いています。
その後「Mr.ベースホワイト1000(C)」→「GX1 クールホワイト(C)」で白くしています。
プロジェクションマッピング作成・撮影
プロジェクションマッピングの映像は、まさかのPowerPointを使用しています。
なんだかんだ、仕事で一番使っており使い慣れているので(汗)
撮影した写真を基に、地道に作図で形を作っています。
想像以上の力技でございます(笑)
撮影の舞台裏は上記写真の通りです。
舞台裏は想像以上にチープな感じです(笑)
会社から(勝手に)借用したプロジェクタで映像を映しています。
ストライクと映像を物理的に合わせているので、結構大変でした(汗)
プロジェクタを置く必要があることと、ストライクとスクリーンの距離感を減らすために圧縮効果を狙って、望遠レンズを使用しています。
おわりに
このEGストライクガンダムですが、Twitterのフォロワーさんが主催したタグイベントに参加するために制作しました。
フォロワーさんの、EGガンプラが持つ可能性を示したいという思いに答えたいと思い、普段とは異なるアプローチでの表現を目指してみました!
我ながら、ひとつの可能性を示すことができたのではないかな、と思います。
これからも、固定概念に囚われない制作をしていきたいと思います!
それでは皆さんも、楽しいガンプラライフを!
【定価】¥550(税込み)