【制作記】「SDW HEROES 龍尊劉備ユニコーンガンダム」エッジ出し・肉抜き埋め(1)
はじめに
お久しぶりでございます。
最後にブログを更新してから、3ヶ月弱…
色々ありました…
スプラトゥーン3が発売されたり、ポケモンの新作が発売されたり(笑)
Twitter上では活動していたのですが、なんやかんやとブログは更新しておりませんでした(汗)
しかし、前回完成させた劉備ユニコーン君の制作記をまとめないまま年は越せないので、しっかりまとめたいと思います!
今回の記事の主役はこちら!
「SDW HEROES 龍尊劉備ユニコーンガンダム」になります!
SDガンダムは小学生の頃以来制作していなかったのですが、Twitterのフォロワーさん方の作品を拝見させて頂く中で制作したくなりました!
今回の記事は、下記目的の方にご参考になると思います。
・後ハメ加工や肉抜き埋めを参考にしたい方
・SDガンダムのシャープ化やエッジ出しを参考にしたい方
それでは本編をどうぞ!
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仮組み・改修計画
組立て工程はすっ飛ばし、早速仮組みした姿になります。
ボクは制作を進める際、基本的には仮組みをしてからデザイン変更や改修案を考えています。
実物を触りながら考えた方がデザイン案を思いつきやすいからですね。
行き当たりばったりとも言いますが(笑)
それにしても、SD独自のディテールに加え、カッコよさと可愛さを兼ね備えた良いプラモデルですね~!
実物を眺めながら思いついた改修案は下記の通りです。
・側頭部に合せ目あり → 後ハメ加工し、合せ目消し
・各パーツのエッジが丸い → シャープ化
・腕や脚パーツ等に肉抜き多数 → 肉抜き埋め
・もみあげは個人的に好みではない → ディテール変更
・ハンドパーツが肉抜きのある握り手のみ → カスタムパーツに差替え
・清龍煌顎(アームド・アーマーVN)は個人的に好みではない → オミット
基がカッコいいので、大きな改修はせずに肉抜き埋めやエッジ出し等の基本工作をメインとしています。
ただ、個人的に気になったもみあげや左腕武装の清龍煌顎は改修、もしくはオミットすることとしました。
ゴテゴテしているよりも、龍締破刃一本の方がスタイリッシュな気がしたんですよね~。
既に完成品を公開しているため、素組みと完成品を比較したものが上記です。
こうして比較してみると、各部のエッジが尖っていることが良く分かりますね~。
合せ目消し・後ハメ加工
まずは合せ目消し・後ハメ加工についてです。
ポイントは下記の通りです。
・後ハメができることを充分に確認してから、合せ目を消す
・合せ目消しではめ込み先の隙間が小さくなること、塗装で各パーツが太ることを考慮し少し緩めに削っておく
そのまま合せ目を消してしまうと、眼やもみあげパーツを後から取り付けることができなくなるため、思い切って切り刻んでいきます。
具体的には「顔パーツのこめかみ部」、「眼とおでこの境目」、「もみ上げパーツ」です。
これにより、おでこを顔の開口部から入れ込むことができ、もみあげパーツは外からはめ込むことができます。
パーツ切断についてですが、ボクは「シモムラアレック AL0163 ハイパーカットソー0.1」を使用しています。
刃厚0.1mmですが切れ味がよく、切り代がほとんどなく切断できるので、パーツ延長等でもとても便利です!
眼とおでこのパーツ分割は、思い切りが良すぎたあまり若干ズレてしまいましたが(汗)
今回はクリアパーツを活かさないため、パテで証拠隠滅を図ります(笑)
この後は合せ目を消していきますが、後ハメができることを充分に確認してから合せ目を消してください。
また、合せ目消しで頭パーツの隙間が小さくなること、塗装で各パーツが太ることを考慮し少し緩めに削っておくことも重要です。
上記は組立て時の写真ですが、元もみあげパーツのクリアランス調整が甘く、組立て時に合せ目に亀裂が入りました…
再度の削り込みと流し込み接着剤によりことなきを得ましたが、皆さんも後ハメ加工時は充分ご注意下さい。
【定価】¥3,300(税込み)
シャープ化&エッジ出し
次にパーツのシャープ化・エッジ出しについてです。
ポイントは下記の通りです。
・SDデザインを考慮し、丸みを帯びさせながら先端を尖らす
→延長させずに、パーツ角やエッジが尖る様なだらかに削る
カッコよさと可愛さを兼ね備えた雰囲気にしたかったため、あえてなだらかに削りながら先端を尖らせました。
そのため、普段エッジ出しは金属ヤスリで削ることが多いですが、「ゴッドハンド 神ヤス!」や「ピットロード やすりの親父 フィルムスティックやすり」のクッション性があるヤスリをメインで使用しました。
髪の毛パーツが顕著ですが、個人的にはカッコよさと可愛さを兼ね備えた雰囲気になったかな?と思います!
プラ板で延長してビンビンに尖らすのもカッコいいと思うので、目指す雰囲気次第で使い分けできればよいと思います。
バンダイエッジの処理についてですが、簡易エッジ出し(96neko命名)をしています。
こちらも面をまっすぐにするのではなく、バンダイエッジが目立たない様に曲線を描く様になだらかにしています。
簡易エッジ出しのやり方については下記記事に記載しているので、ご興味がございましたらご参考下さい。
【定価】¥605(税込み)
肉抜き埋め
肉抜き埋めのポイントは下記の通りです。
・ランナーとエポキシパテ、ラッカーパテで肉抜き埋め
→ふくらはぎ等成形する必要があるため、ランナーの使用は微妙…
・足裏の肉抜きはプラ板を貼付け
パテによる肉抜き埋め
SDガンダムは造形の都合上、腕や脚等に肉抜きが多いです。
パテの使用量が多くなるため、ケチ心を隠せないボクはランナーでかさ増しを図りました。
ライターでランナーを炙り、柔らかくなったところを肉抜きに押し付ける作戦です。
しかし、この選択が後々の整形作業を長引かせるのであった…
ランナーではどうしても埋めきれない箇所には、エポキシパテをねじ込みます。
成形も含めて切削や研磨で形状を整えるので、多めに盛っていきます。
それでも足りない部分が出てくるんですけどね!
その後スポンジヤスリ等で整形し、巣(空洞状の欠陥)や盛りが足りない箇所は、ラッカーパテを盛って更に整形します。
中でも、ふくらはぎの内側はパテで成形する必要があります。
平らな肉抜き埋めではあまり気にならないのですが、パテを盛って修正を繰り返す回数が多いです。
そのため、異なる素材が混ざっていることが原因で巣が多く、修正回数の増加に繋がりました(汗)
更に色も異なるため、ぱっと見では欠陥の有無が分かりにくいです。
ケチらずにエポキシパテのみで埋めて、ラッカーパテも最終調整程度に留めた方が良かったと思いました。
何度繰り返したか覚えていませんが、捨てサフ→研磨→欠陥を発見→捨てサフ…を繰り返し、なんとか肉抜き埋めを完了しました。
ボクは今回の件を反省し、大容量のエポキシパテを購入しました。
これでケチらずに10年は戦えるぜ!(笑)
ちなみに、肘等の奥まった箇所は、先を尖らせた爪楊枝ヤスリで研磨しています。
普通のヤスリではヤスれない箇所もヤスれるので、やはり便利ですね~。
これは完成した後に気付いたのですが、脇の下の肉抜きが思いの外目立ちました。
皆さんも今後制作される場合は、お気を付け下さい~。
【定価】¥1,628(税込み)
プラ板による肉抜き埋め
足裏については、0.5mmプラ板を貼付けて埋めています。
プラ板の加工手順は、写真を撮り忘れておりました…
文章で説明すると下記の通りです。
①プラ板を貼り付ける箇所にマスキングテープを貼り付け
②角に鉛筆を擦り付けることで、パーツ形状を転写
③マスキングテープをプラ板に貼付け、切取り
平らな箇所はマスキングテープで形状を転写できるので、割と簡単に切取りできます。
今回は側面をヤスリ掛けできるので、少し大きめに切出してヤスリ掛けで調整しています。
足裏のディテールについてはデザインが全く思いつかなかったので、ディテールパンチで打ち抜いた0.3mmのプラ板をとりあえず貼り付けています。
ボクですらほとんど見ないので、まあいいでしょう(笑)
プラ板を貼り付けた箇所ですが、細かい巣が多数できてしまいました。
この様な細かい巣はパテを上手く詰込むことができないため、何度パテを盛っても埋めきれない可能性大です。
そのため、あえて穴を拡大してからパテを埋め込むことで、中までパテを詰込むことができます。
最後に残った微小な段差は、ラッカーパテを薄く塗って再度研磨し、肉抜き埋め完了です!
【定価】¥1,980(税込み)
ディテール変更
もみあげパーツデザイン変更
もみあげ部は、個人的に野暮ったく感じたので、光硬化パテとラッカーパテを盛って平らな形状にしています。
その後、プラ板でディテールを追加し騎士兜っぽい雰囲気にしてみました。
デザインが思いつかなかったので、造形が簡単な翼っぽいデザインにしています。
龍の様な形の方が似合う気がしましたが、全くデザインが思い浮かびませんでしたね(白目)
ハンドパーツ差替え
ハンドパーツは次元ビルドナックルズ「角」のMサイズに差替えています。
平手も欲しかったですし、武器も握らないのでちょうどよかったです。
ハンドパーツの差し込み部ですが、かなりギリギリなので受け側の穴を広げる等の調整をした方がよいです。
実は、完成組立て時に左腕の穴が裂けました(白目)
再度の削り込みと流し込み接着剤によりことなきを得ましたが、皆さんもお気を付けください(二度目)
【定価】¥660(税込み)
おわりに
完成写真を掲載してから3ヶ月弱…
やっと制作記の執筆をすることができました!
まだ塗装編が残っているんですけどね(笑)
それはさておき、肉抜きは多数ありますが造形がとても好みで楽しく制作できました!
別のSDガンダムとミキシングするのも楽しそうですし、他にも色々と制作したくなりますね~。
それでは皆さんも、楽しいガンプラライフを!
【定価】¥770(税込み)