制作記

【制作記】「MiniArt 楽器セット」ヤスリ掛け・塗装(1)

96neko
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はじめに

妻を喜ばせるために制作を始めた「MiniArt 楽器セット」ですが、今回は主に塗装の様子をお伝え致します!

今回の記事は、下記目的の方にご参考頂けると思います。

・ミニチュア系プラモデルの塗装をしてみたい方

・エナメル塗装の修正方法について知りたい方

それでは本編をどうぞ!

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ヤスリ掛け

まず、塗装に入る前にヤスリ掛けをしました。

パーティングラインやランナー跡、接着時のはみ出しをヤスリ掛けしましたが・・・

パーツが小さすぎてものすごく難しいです(涙)

ヤスリ掛けをするためにある程度力をかけなければなりませんが、変形して上手くヤスリ掛けできません。

特に、トランペットはパーティングラインが目立っていたのですが、ボクの腕では不可能でした(涙)

接着剤を付けて均してみましたが、あまり効果はありませんでした。

そのため、ヤスリ掛けはある程度で妥協し塗装に移りました(汗)

楽器各種塗装

ミニチュアプラモデルの筆塗り方法

我流になりますが、小さいパーツを筆塗りする際のポイントは下記になります。

筆塗りの様子は動画をご参考下さい。

・筆を持つ手の薬指、小指をパーツを持つ手に押し当てる

→手と手の震えを抑えることができるため

・色の境目から塗り始める

→筆のはらいはコントロールが難しいため

・筆を動かす方向は手前

→人は押し出す動きよりも、引く動きの方が精度の良い動きであるため

・いきなり全てを塗るのではなく、少しずつ塗る

使用した面相筆ですが、「ゴッドハンド 神ふで 面相筆S」を使用しています。

筆塗りメインではないため多くの筆を使った訳ではありませんが、神ふではコシがあり使いやすいです。

材質はナイロン製で耐久性もあり、熱湯につけることで穂先をまっすぐに戻せる点もいいですね。

【定価】¥1,210(税込み)

バスドラム

バスドラムに使用した色は下記になります。

鼓面:「VO01 ウォームホワイト(G)」

胴(バスドラム1):「MC07 甲板色セット(1)-2(G)」→「GX106 クリアオレンジ(C)」→「C47 クリアーレッド(C)」

胴(バスドラム2):「MC07 甲板色セット(1)-2(G)」→「GX109 クリアブラウン(C)」→「GX106 クリアオレンジ(C)」

留め金類:「X11 クロームシルバー(T)」

縁(バスドラム1):「X9 ブラウン(T)」

縁(バスドラム2):「XF64 レッドブラウン(T)」

※(C)→クレオス (G)→ガイアノーツ (T)→タミヤ

鼓面を塗装した後、マスキングを行い胴を塗装しました。

木の板に塗装がされている様な雰囲気を出すために、甲板色の上にクリアカラーで塗装しています。

留め金等は面相筆で筆塗りをしました。

ただし、どんなに気を付けてもはみ出してしまうというもの・・・

そこで、エナメル塗料を使用し修正出来る様にしました。

エナメル塗料はラッカー塗装、水性アクリル塗装を侵食しないため、上から修正することが可能です。

広くはみ出している箇所は、エナメル溶剤をしみ込ませた「ガイアノーツ フィニッシュマスター極細」で拭取りました。

細かい箇所の修正は、爪楊枝でかき出す様に塗料を落とし、フィニッシュマスターで拭取ります。

フィニッシュマスターは綿棒の様にほつれないため、細かい作業にピッタリです!

先端部もかなり耐久性が高いです。

ボクのフィニッシュマスターは酷使され過ぎてかなり汚いですが、これでも十分使えます(笑)

留め金類の塗装をしているときに気付きましたが、棒状になっているため、留め金とバスドラム本体の境目をスジ彫りすればよかったと思いました・・・

塗装全剥がししなければならないため、流石に今回はやりませんでしたが、今度からは気を付けたいと思います(絶対に忘れるやつ)

【定価】¥660(税込み)

【定価】¥660(税込み)

アコーディオン、シュタイリッシェ・ハーモニカ

アコーディオン、シュタイリッシェ・ハーモニカに使用した色は下記になります。

本体:「GX2 ウイノーブラック(C)」→「X11 クロームシルバー(T)」→下記本体クリアカラー

本体(アコーディオン1):「GP5 ウルトラマリンブルー(G)」

本体(アコーディオン2):「GX108 ディープクリアレッド(C)」

本体(ハーモニカ1):「GX106 クリアオレンジ(C)」

本体(ハーモニカ2):「GX104 クリアグリーン(C)」

蛇腹:「C14 ネービーブルー(C)」

鍵盤:「UG1 MSホワイト(C)」

部分塗装各種:「X1 ブラック(T)」「X11 クロームシルバー(T)」「X12 ゴールドリーフ(T)」「スミ入れ塗料(グレイ)(T)」

アコーディオンを塗装するにあたり、独特の模様を表現するために試行錯誤をしました。

試行錯誤には黒く塗装したプランターラベルを使用しています。

プランターラベルは安く、最初から細長いため試し塗りにおススメです。

最終的に、ドライブラシという塗料を付けた筆を、ティッシュ等にこすりつけてカサカサにしたものを使用することにしました。

本体はブラックを塗装した後、ドライブラシで模様を付けています。

まず水玉状に塗装した後、ドライブラシでまんべんなく塗装しました。

シルバーが乾燥した後に、クリア塗料を上塗りしていきます。

せっかくなので、全て異なる色にしてみました。

鍵盤は先に塗装しマスキングしています。

真っ白な印象が無かったため、少しグレーがかったMSホワイトを使用しました。

金具類や鍵盤は、エナメル塗料を筆塗りしています。

鍵盤や蛇腹の金具ですが、溝が深くあまり修正ができませんでした・・・

もう少しはみ出さない様に塗装すればよかったですね・・・

蛇腹は伸びているもの、縮んでいるものが選択できるため、「コニシ アクアリンカー」を使用しました。

このボンドは透明で糸切れがよく、狙った場所に塗りやすいです。

また、接着力は弱いですが乾燥した後も剥がしやすいため、蛇腹を変更できる様にしています。

ただし、このアクアリンカーは販売が終了してしまった様で、「コニシ 布用クリヤー」が同等品の様です。

【定価】¥550(税込み)

ヴァイオリン

ヴァイオリンに使用した色は下記になります。

本体(ヴァイオリン1):「ExQ BROWN(G)」→「GX109 クリアブラウン(C)」

本体(ヴァイオリン2):「ExQ BROWN(G)」→「GX106 クリアオレンジ(C)」

指板等:「X1 ブラック(T)」

弓:「C42 マホガニー(C)」

バスドラムと同様に、ブラウンの上にクリアカラーで塗装しています。

ブラウン→クリアブラウンが、ヴィンテージ感が出て個人的に好きですね!

しかし、クリアブラウンを厚塗りしたため、知らぬ間にクリップとヴァイオリンがくっついておりました。

そして、気付かずに外そうとしてポッキリと折損・・・(泣)

この指板とネックですが幅1mm、厚さ0.6mm程度しかなく、なかなかにくせ者です。

最初はプラ用接着剤を使用していましたが、プラを溶かして接着するためお互いのパーツをうまく押し当てることができずに更に2回折損しました(泣)

最終的に瞬間接着剤で接着しました。

もう折れないことを願う・・・

ギター、マンドリン、バンジョー

ギター、マンドリン、バンジョーに使用した色は下記になります。

本体(ギター1、マンドリン1):「MC07 甲板色セット(1)-2(G)」→「GX106 クリアオレンジ(C)」

本体(ギター2、マンドリン2):「MC07 甲板色セット(1)-2(G)」→「GX109 クリアブラウン(C)」→「GX106 クリアオレンジ(C)」

本体(バンジョー1):「ExQ BROWN(G)」→「GX109 クリアブラウン(C)」

本体(バンジョー2):「ExQ BROWN(G)」→「GX106 クリアオレンジ(C)」

バンジョーヘッド:「VO01 ウォームホワイト(G)」

ネック、ブリッジ:「XF64 レッドブラウン(T)」

部分塗装各種:「X1 ブラック(T)」「X11 クロームシルバー(T)」「X12 ゴールドリーフ(T)」

バスドラムと同様に、ブラウンの上にクリアカラーで塗装しています。

ギター1、マンドリン1は甲板色の上にクリアブラウンだけにしようとしましたが、思っていたより薄汚れた様な色になってしまいました。

そのため、クリアオレンジを更に上塗りしています。

色が濃くなり過ぎましたが、それっぽい色になったかなと思います。

バンジョーのヘッドはマスキングしていましたが、デコボコしていたためか色が貫通(泣)

筆でリタッチしましたが、リタッチした後に#2000程度の耐水ペーパーでヤスれば良かったと後悔・・・

結局、何事も急がば回れなんですねえ。

トランペット

トランペットに使用した色は下記になります。

本体(トランペット1):「GX2 ウイノーブラック(C)」→「SM1 スーパーファインシルバー(C)」

本体(トランペット2):「GX2 ウイノーブラック(C)」→「SM2 スーパーゴールド(C)」

トランペットの塗装自体は難しくないのですが、何よりどの様にしてつかむか四苦八苦しました。

なんといってもランナーから切出すだけで折れますからね(汗)

トランペットはヴァイオリンと違って、色々なところが折れました(遠い目)

楽器ケース

楽器ケースに使用した色は下記になります。

外装(アコーディオンケース1、ヴァイオリンケース1):「C14 ネービーブルー(C)」

外装(アコーディオンケース2、ヴァイオリンケース2):「C42 マホガニー(C)」

内装(アコーディオンケース1、ヴァイオリンケース1):「C100 マルーン(C)」

内装(アコーディオンケース2、ヴァイオリンケース2):「MC07 甲板色セット(1)-1(G)」

金具:「X12 ゴールドリーフ(T)」

ケース類は外装を塗装後、マスキングして内装を塗装しています。

取っ手回りはマスキングを貫通したため、筆でリタッチしています。

これも後から気が付きましたが、バンジョー含めてマスキングゾルを使用すればよかったですね・・・

マスキングゾルは剥がすのがメンドウで、いつも使うのを忘れてしまいます(汗)

塗装後ギャラリー

制作記の記事になりますが、まだ完成ではないということで個別写真をいくつか載せたいと思います!

アコーディオン、シュタイリッシェ・ハーモニカは部分塗装に粗が残りますが、独特の文様については上手く表現できたかなと思います!

バスドラムが1番筆塗りの面積が多いため、時間がかかりました。

個人的に筆塗りは、エアブラシより集中力が必要なため長時間取組むのはキツいですね(汗)

同じ楽器が2つずつありますが、全て異なる色にすることができました。

ヴァイオリンは本来ケースにぴったり入りますが、塗膜が厚く入らなくなってしまいました(汗)

いつも塗膜のクリアランスを見誤っているのに、全然反省しないなコイツ(ボクですが)

終わりに

MiniArtのプラモデルは初挑戦ということで、制作も塗装もかなり苦戦しました(汗)

しかし、おかげさまで新しいプラモデル制作の扉を開くことができたと思います!

初挑戦はこれだけにとどまらず、次回はこの楽器セットを使ってジオラマ制作に初挑戦致します!

昔からガンプラでジオラマ制作したいと思っていましたが、まさかジオラマ初挑戦が楽器セットになるとは夢にも思いませんでした。

皆さんも、意外なプラモデルを気に入ることがあるかもしれませんね!

それでは皆さんも楽しいプラモデル制作ライフを!

【定価】¥1,760(税込み)

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ABOUT ME
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エンジョイモデラー
仕事と家事育児の合間に、プラモデルを制作しています! SNSやブログを通じて、プラモデル制作の楽しさや役立つ情報を発信するのでよろしくお願いします!
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