【素組レビュー】「MiniArt 1/35 楽器セット」
はじめに
プラモデル制作をされる方の悩みとして、「同居している家族に認めてもらうこと」があると思います。
ボクの場合は妻に反対されている訳ではありませんが、塗装をする関係上臭いが気になる様で、そこはいい顔をしてくれません…
ボクはそんなに気にならないんですがねぇ…
プラモデルの作り過ぎで、ボクの鼻はもうオダブツなんですかねぇ…
そこで、ボクなりに家族にプラモデル趣味を認めてもらう方法を考えました!
今回の記事の内容は下記になります!
・家族にプラモデル趣味を認めてもらう方法
→家族が興味のあるプラモデルを制作する!
・「MiniArt 1/35 楽器セット」の素組レビュー
それでは本編をどうぞ!
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家族にプラモデル趣味を認めてもらうには
家族にプラモデル趣味を認めてもらう方法
プラモデル趣味を認めてもらう方法…それはズバリ
家族が興味のあるプラモデルを制作することです!
プラモデルはガンプラや車等のメカだけでなく、建造物やフィギュア、食べ物等、今やありとあらゆるものがプラモデル化しています。
ボクも1/1 カップヌードルとかいう変なプラモデルを作りましたし!
探してみれば、家族が興味のあるプラモデルが見つかるかもしれませんよ!
見つからなかったとしても話のタネになりますし、興味を持ってくれるキッカケになると思います!
我が家での取組み計画
ということで、ボクも妻が何に興味を持ってくれるか考えました…
妻はオーケストラの演奏をすることや聴くことが好きです。
更にミニチュアも好きです。
そこから導き出される答えは…
「プラモデルでオーケストラのミニチュアを制作する」です!
そこでボクが目を付けたプラモデルが
「MiniArt 1/35 楽器セット」と
「キラメッキ楽器」というガチャガチャのストラップです!
MiniArtの楽器セットを見つけたときは、「もっと金管楽器を増やしたいな…」と思っていたのですが、金管楽器のガチャガチャを見つけたときにこの計画を思いついてしまいました。
我ながら天才かもしれん…
すぐにガチャガチャを回しまくりました!
フルートとホルンがかぶり過ぎましたが、ま、まぁ何とかなるでしょう。
早速作るぞ!
ん?
なんか箱の割に小さくね?
MiniArt 楽器セットのトランペットパーツと、キラメッキガチャのコルネットを並べてみましたが…
これは流石にサイズ違い過ぎでしょ…
遠近法でもなんとかならないでしょ…
というか1/35ってスケールが書いてあるんだから、買う前から分かるでしょ…
やっぱりボクはアホでした…
オーケストラのミニチュアは制作できませんでした…
家族にプラモデル趣味を認めてもらう方法とか調子乗ったこと書きましたが、やっぱりダメでした…
皆さん申し訳ありません…
それでは皆さんは楽しいプラモデル制作ライフを…
流石にここまできたら諦めませんよ!
無計画に開始したばっかりにいきなり頓挫してしまいましたが、プラモデル制作と同じで失敗したらリカバリーすればいいんです!
オーケストラが無理なら、別のものにすればいいんです!
そこで妻に相談したところ、「ケルト音楽風のミニチュアを作ってほしい」旨のご意見を頂きました。
知らずに購入しましたが、MiniArt 楽器セットはどうやらケルト音楽(民族音楽)の楽器セットらしいです。
トランペットとヴァイオリンしか興味がなかったのですが、確かに変わった楽器がありますね(無知)
ということで、ケルト音楽風のミニチュアを制作していきたいと思います!
プラモデル内容
プラモデルの中身についてですが、写真のランナーが2枚入っています。
そのため、それぞれの楽器を2つずつ制作することができます。
御覧頂いた通り、ガンプラとは比べ物にならないくらい細かいパーツが多いです。
組み立て説明は箱の裏側に記載されています。
色見本もあり、対応するMr.カラー、タミヤカラーおよびその他外国塗料メーカーのカラーが記載されています。
説明書の通り、組立てはスナップフィットではなく、接着剤が必須となっています。
素組みレビュー
実はこの手のプラモデル制作は初めてですが、パーツが細かいため下記の通り苦戦しました。
・ニッパーでのゲート切断でパーツ破損
・パーツの保持が難しくゲート処理に苦戦
・接着剤を付け過ぎると変形するため、パーツの接着に苦戦
制作過程
ガンプラ等と同じ要領でゲートをニッパーで切断しましたが…
なんとゲート切断時のひずみでパーツが折れました…パーツ細かすぎぃ‼
流し込み接着剤で補修することはできますが、この様にとにかく細かいパーツが多いため、ゲートからの切出しで神経を使い続けました…
また、パーツが細かいので上手く保持できず、ゲート処理もかなり手こずりました…
指で持てない場合は下記の手法をとりました。
・まな板で包丁を使う様にデザインナイフでゲートを切断
・鋼尺にマスキングテープで固定しゲート処理
組立てもこの細かいパーツを接着する必要があります。
ガンプラでは接着剤を付けてから時間をおくことで、溶接する様に接着することが多いです。
しかし、このキットはパーツが細かいため、時間をおいて接着すると変形する可能性があります。
そのため、下記に気を付け接着を行いました。
・板パーツの貼付けは流込み接着剤を流込み、押付けずにそのまま接着
・細かいパーツ同士は、樹脂配合接着剤を点付けし優しく接着
→パーツが細かいため、こんな量の接着剤でくっつくのか?という量でも十分接着可能
ゲートから切出すだけで完成する楽器もあり、組立て手順自体は難しくありませんでしたが、とにかく神経を使うため想像以上に時間がかかってしまいました…
日を分けて制作したため正確な時間は分かりませんが、5~6時間程度はかかった様な気がします。
また、ボクはまだ老眼ではない自信がありますが、それでもパーツを見るだけでも疲れました…
この手のプラモデルを制作する際は、置き型のルーペは必須ですね。
素組み完成状態
ガンプラではあまり味わわない苦労がありましたが、無事素組みが完了しました!
一部マスキングテープで固定している楽器がありますが、塗装でパーツ分割が必要になるためご了承のほどよろしくお願い致します。
まずはトランペットです。
こいつがとにかく細いので、切出しからゲート処理、接着と全ての工程で苦労しました。
実は2つ目もゲートからの切出しでパーツを破損させました…
1つ目の教訓を基にデザインナイフで切出しましたが、しっかり破損しました。
もし上手く組立てられる方がいらっしゃいましたら、どうぞご教示のほどよろしくお願い致しますm(_ _)m
次にヴァイオリンです。
こちらはゲートから切出すだけで完成になります。
ただ、弓はすごく細いので、ゲートを包丁で切る様に処理しました。
アコーディオンになります。
閉じた蛇腹と開いた蛇腹があり、好きな方を選択できます。
この蛇腹の取合いがかなりきついため、ダボは削った方がよいです。
こちらは名称が良く分からなかったのですが、シュタイリッシェ・ハーモニカという楽器らしいです。
(説明書での表記は「HARMONIC」)
こちらもアコーディオンと同様に、閉じた蛇腹と開いた蛇腹を選択できます。
全てのキットが同じか分かりませんが、鍵盤?パーツを取付ける箇所に大きなバリがあるため除去する必要がありました。
ギターになります。
裏板が別パーツのため、流込み接着で貼付けました。
マンドリンになります。
裏の丸い部分が別パーツのため、こちらを流込み接着しています。
ボクは知りませんでしたが、バンジョーという楽器になります。
こちらもゲートから切出すだけで完成になります。
(マーチング)バスドラムになります。
持上げるためのパーツを取り付ける必要がありますが、取合いがシビアです。
そのため、ピンセット二刀流で微調整を繰返しなんとか接着しました。
アコーディオンケース、ヴァイオリンケースも付属しており、しっかりとアコーディオン、ヴァイオリンを収めることができます。
接着で好みの開閉状態を選択することができます。
パーツが精工で、アコーディオンケースの取っ手は別パーツとなっています。
最後に
今回は妻に認めて貰うため「MiniArt 1/35 楽器セット」を制作しました!
見切り発車のせいでオーケストラ計画は頓挫してしまいましたが、なんとか妻に喜んでもらえそうなプラモデルを制作できそうです。
基本的にはガンプラばかり作っているため、制作にはかなり苦戦してしまいました…
そのかわりにプラモデル自体はすごく精工なので、完成させることができれば見応えのある作品になりそうです!
とにかくパーツが細かく、塗装に失敗してしまうとやり直しがきかないので、塗装計画はしっかり立てて取組みたいと思います!
皆さんもぜひ家族とプラモデルについて話をされてはいかがでしょうか?
意外と家族も喜んでくれるプラモデルが見つかるかもしれませんよ!
それでは皆さんも楽しいプラモデルライフを!
【定価】¥1,760(税10%込み)